2007年03月16日

精液の海

今空海と呼ばれ、剣山に抱かれた神聖な獣は
時に地に下り、その虚偽の衣を脱ぎ捨てる

そこにいるのは、ひとりの男

振り向くことは決してせず、背後から貫かれるのを待っている

おまえの虚無を全てオレの中に叩きつけろ
その絶望でオレを壊せ!

涸れ果てた涙の代わりに、白濁を撒き散らす
喜悦の声を上げて尻を突き出す、淫獣へと姿を変えて

オレとおまえの間に横たわる、どうしようもない断崖を
互いの精液で埋めて、堕ちてしまえたらいいのに――


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1999/12/23 初出
2007/03/16 改稿

サイトに載せたポエムです。懐かしいですねー。
29巻はすごく自分の中で拘りがあったようで、作品として何度も書いてます。
ちょっと熱弁しますが、私にとっては仰木高耶のしたことが正しいかどうかは関係なくて、ただ彼を理解したいという一心でした。
正直、彼を非難する全ての人(ファン含め)が敵でした……痛い人。
でもですね、彼を非難する前に、彼が何を想ってああいう行動を取ったのかよくよく考えて欲しかったのです。人を愛することはそこから出発するのでは?と更に痛いことを言ってみるw
posted by akiya at 01:09| ミラ小説アーカイブス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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